SUPERNOVA STRADE BIANCHE

プロスポーツとは、一般人とは異次元の世界で行われるものです。自転車競技においても、実際に走る選手は名誉のため、チームや関係者のため、そして自らのために、文字通り命がけで走り続けます。それゆえにファンは選手や競技をリスペクトし、選手はランキングに関係なく誰もがスーパースター。そんな選手たちが走るレースも様々で、ジロやツールのような長丁場もあれば、ワンデイレースでも過酷なレースは多々あります。たとえば3月にイタリアのトスカーナ州で開催されるストラーデ・ビアンケ。その過酷さはレース全行程の約4割が砂利道であることに集約されます。ロードバイクで砂利道を延々と走ることは、機材はもちろんライダーのフィジカルにも相当の負担を強いるわけです。Strade Bianche（白い道）とはこの「酷道」からネーミングされたわけですが、その語感に選手は苦々しく思う事でしょう。

しかしストラーデ・ビアンケ2023にワイルドカードで出場を決めたイタリア籍のUCIプロチーム、エオーロ・コメタの選手は、フィジカルのストレスを軽減できるはずです。なぜならチームは実際のレースでSUPERNOVAを使用するからです。そこでKOOのSUPERNOVA限定モデル、その名もSTRADE BIANCHEのご紹介です。この過酷なレースのために作られたモデルではありませんが、その内容をレース軸で紐解いてみましょう。

SUPERNOVA の特徴は、わずか 21g の超軽量であること。また、レンズ垂直面のカーブを水平面より湾曲させ、そのカーブを人間の眼球に合わせた Essilor 製のポリカーボネートレンズを採用して、優れた視界を確保しています。これは砂埃のプロトンで重要なポイントとなります。

そしてフィット感にとても優れたモデルであること。これはバイクの上で揺すられる砂利道で、選手がストレスを感じない重要な機能性で、SUPERNOVA がサイクリングだけでなくランニングにも適していることのゆえん。かように基本的な性能はこのレースにピッタリなワケです。

もちろん、ここで終わらないのが限定モデル。STRADE BIANCHEにはレギュラーモデルにはない仕様が与えられています。それは調光レンズの採用。レースでもサイクリングでも、ライダーに差し込む光の入り方は刻々と変化します。それゆえストラーデ・ビアンケのレースをイメージして、紫外線の量によってレンズの色が変わる調光レンズを採用。可視光線透過率（VLT）の数値が11％台から最大で80％近くまで変化する2種類が用意されました。このVLTは数値が低いと光を通しにくくなり（暗く見える）逆に数値が高いと光を通しやすく（明るい）なります。

参考までに、STRADE BIANCHEのレンズは周囲が暗めの曇った天候から（レンズの色：薄い）、直射日光が差し込む明るいフィールドに変化した場合、約20秒でレンズの色が濃くなり調光が完了します（その逆は数分かかります）。

また、これは機能性には関係ありませんが、フレームカラーのネーミングセンスが素敵です。KOOが名付けたカラーはPINE GREENとSIENA REDのふたつ。PINE GREENはトスカーナ地方の象徴的なイトスギ（ヒノキ）や松のカラーを、そしてストラーデ・ビアンケのゴールであるシエナ県のシエナをイメージしたSIENA RED。しかも左側テンプルの「内側」にSTRADE BIANCHEのロゴが入るなんて心憎い演出じゃないですか。

我が国でも人気のあるレースであるストラーデ・ビアンケのファンをはじめ、ファッション感度の高いサイクリストに『刺さる』モデルとして自信をもってお勧めするSUPERNOVA STRADE BIANCHE。3月のレース開催時の入荷に向けて予約を開始します。

■垂直面のカーブが水平面より大きく湾曲しているトーリック・ナイロンレンズは、レンズのカーブを人間の眼球に合わせることで優れた視界の確保と周辺視野の向上を実現
■交換可能なノーズパッド
■軽量で視界の広いフレームレス・デザイン

■フレームカラー：ストラーデ・ビアンケ　パイングリーン
■レンズカラー：レッドミラー・フォトクロミック/可視光線透過率：11.3-79.2%
■参考重量：21g
■ノーマル及びアジアンノーズパッド付属